週末に雇用統計とフランス大統領選挙があり、もしかしたらの混乱も予想されましたが雇用統計の結果はよかったし、フランス大統領選挙も大方の予想通りマクロン氏が勝利。
それをうけて本日月曜日の東京市場は混乱なくスタート。ユーロは高く始まり株式市場は年初来高値を更新。セルザファクトには注意。
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フランス大統領選挙
大方の予想通りマクロン氏が勝利しましたね。
ルペン氏は敗北宣言を出し、マクロン氏は「私は欧州を擁護する」などと発言し親EUを改めて表明。なのでこれでフランスのEU離脱懸念は払拭されました。
マクロン氏は史上最年少で大統領就任。国や地方の公務員を最大で12万人、議員定数を最大で3分の1削減する事を掲げているようです。失業率の推移が気になります。マクロン氏の政治家としての能力はわかりませんがフランスの経済が強く成長していく感じもあまりしないのでしばらくしたらこのFREXIT問題はまたぶり返す事もあるかもしれません。ルペン氏に投票した人の現在の状況に対する不満が解消する事はあまりないでしょう。
マーケットも波乱なく通過
東京市場ではユーロは高く始まり、株式も上昇しています。
225、TOPIXはともに年初来高値を更新。
新規の買い手が参入していそうな雰囲気ですね。
先週末の米雇用統計
非農業部門雇用者数が21万1000人増加、失業率は4.4%に低下。
時間当たり賃金は前年比2.5%増でこちらは低水準。
これを受けてゴールドマンサックスは来月の利上げの確立を90%に予想を引き上げ。
引き続き雇用拡大傾向で景気の減速懸念は後退。
失業率は10年ぶりの水準だそうで来月の利上げの支援材料に。
FRBの利上げのペースはこのままとの意見が有力のようです。
となるとドルはしばらく底堅く推移しそうですね。